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彼女の得意技がどうしてだか亀甲縛りだったのです

「性癖」という観点において、男性が女性に引くことっていうのは、なかなかないものです。女性が男性に引くというのは結構あります。例えば、「女性の足の臭いがめちゃくちゃ好き」だと女性に引かれるでしょう。「女性の下着を身につけるのが好き」だと逃げられるでしょう。このように、「男性が女性に引かれる」という図式が一般的なのです。だからでしょうか。女性が変な性癖を持っている場合、男性にはそれに対する「免疫」がなくて、引くと言うよりもフリーズしちゃうんですね。あるカップルもそうでした。その女の子は、女子校出身のお嬢様。親がビジネス界で著名だったため、彼女自身は一生働かなくても大丈夫だと周囲から言われているほどでした。そんな彼女と知り合った彼のほうは一般的な男の子。たまたま、都内の某有名ホテルで働いていた彼が客として来ていた彼女と接点を持ち、交際にまで発展したのでした。彼のほうは、周囲から「もう人生で悪いことばかり起こるだろう」なんて運を使い果たした、という冗談を言われるほど。とてもラッキーボーイだったのでした。彼女のほうは、ただのお嬢様ではありません。容姿もパーフェクトなのです。「ちょっと事務所に入っててアイドルやってます」と嘘を言っても全員が信じるでしょう。そんな彼女と交際ができて彼は幸せの絶頂でした。交際のほうは順調でした。デートなどは、だいたい彼女のほうがリクエストしてきます。「私、今日は西麻布の○○という焼き肉が食べたいの」こんなかんじでデートが進んでいくので、彼のほうも交際しやすかったのでした。あまりにお嬢様すぎて「じゃぁ、ゲーセン行って、ファミレスに行こうか?」なんて提案もできませんし。彼女とのデートが何回か終了し、とうとう初めて一緒に夜を過ごすというビッグチャンスがやってきたのでした。もう彼のほうは興奮の絶頂で半分狼の姿になっているような状況。しかし、彼女はそそくさと鞄から紐を取り出して、こう言ったのです。「私、亀甲縛りをしていただけないとイケない体なのです」どういう男性と付き合ってたんだ、彼の下半身が一瞬でフニャフニャになってしまったのでした。

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